エスプレッソ用としてに主に使われるグラインダーには、現在、「フラット刃」と「コニカル刃」という2種類の刃(ブレード)タイプが流通しています。
フラット刃は、名前のとおり平らな形状の上刃と下刃が高速回転し、コーヒー豆を切るように砕きます。
家庭用マシンの場合、「カット式」とか、平らな2枚の上下の刃を石臼に例えて「臼(うす)式」と表現されることもあります。
コニカル刃は、立体的な螺旋形状をしており、フラット刃より低速な回転でコーヒー豆をすり潰すように砕きます。
家庭用マシンの場合は、下刃がトウモロコシのように突き出ているので、「コーン式」と表現されることもあります。
グラインダーのブレードは互換性がないので、「付け替える」ことは出来ません(同じ刃なら新しいものに交換することは可能ですが)。
したがって、「フラットからコニカルに変えたい」と思ったら本体ごと買い換えることになります。
どちらが良い、悪いというわけではなく、どちらにも長所・短所がありますので、使用する店の規模や、どういうスタイルの抽出をしたいかという要素で選ぶことになるかと思います。
まずはその2種類のブレードの特徴を見てみましょう。