【フラット刃】

 

 毎分1400~1600回転の高速でブレードが回転します。挽き時間はコニカルよりも早いので、抽出杯数の多い店舗に向いています。動作音はフラットよりも静かです。

 

 挽いた豆の粒は、拡大すると包丁で切ったような板状になり、コニカルよりも極細で均一に挽くことが出来ます。

 

 しかし高速回転であるがゆえに連続使用するとブレードが摩擦熱を発生しやすく、これがコーヒーの風味に悪影響を与えてしまうとも言われます。最近はブレードが発生する熱を下げる冷却ファンを内部機構として備える機種も出てきており、ブレード自体の品質向上と合わせて、フラット刃の弱点とされてきた要素も技術の進化で改善されつつある傾向が見られます。

 

ブレードの寿命はコニカルよりも短く、挽き豆400Kgぐらいの交換が目安と言われます。

 


 

【コニカル刃】

 毎分400~600回転の低速で、すり鉢状のブレードが豆をすり潰すように回転します。

 

 ブレードの表面積が広く一度に沢山の豆を挽けるので、フラットとの回転速度の差(2倍~4倍)ほどは、粉の排出速度に差は出ませんが、それでもコニカルの方がゆっくりです。

 

 また、粉の排出速度がゆっくりであるということは、ドーシング時のディストリビューション(落ちてくる粉をバスケットの中に均一に入れること)が、余裕を持っ行えるというメリットもあります。

 

 動作音はフラットよりも大きいですが、音程が低いため、特に気にならないです(個人的所管です)。

 

 挽いた豆は砕いたような形になるため、フラットよりは不揃いな挽き上がりになりますが、微粉の発生はフラットより少ないとされます。挽き豆の粒度はフラットより粗くなりますが、コニカルの方が粒の表面積が大きくなる為、粉が抽出時に湯を吸収しやすく、コーヒーの成分をより深く抽出することが可能とも言われます。

 

ブレードの寿命は長く、挽き豆1,000Kgぐらいでの交換が目安とされています。