ミルクピッチャーの中で、ここ数年で普及が一気に進んだと思われるのが、この表面をテフロン加工したミルクピッチャーです。
こちらはラトルウェアの定番商品のテフロンバージョン。
サイズ・形状ともに全く同じです。ちなみに重量もほぼ同じ。手元ではテフロンの方が2g重かったですが、誤差の範囲内でしょう。
価格は、テフロンの方が かなり高くなります。それだけ加工に手間もかかるわけだから当然と言えますが、需要のせいとも思えます。
何故テフロンがここまで人気があるかというと、「ミルクの滑りが良い」という評価です。
実際、やってみるとミルクの流れがテフロンコートされた方がするっと流れる印象があります。
科学的にも、摩擦係数が違いますから理にかなっています。
この、「ミルクが滑る」という感覚が良いと捉えるか、やりにくいと捉えるかは人それぞれでしょう。
従来のステンのままで慣れた人にとっては、その感覚の方が根強くやりやすいという意見も実際にあります。
あともう一点、テフロンの場合はステンのままよりも熱を伝えにくいので、スチーム時に手のひらで温度を感じる際、少々感覚が変わってきます。
このあたりは、初めてテフロンを使う場合は一度温度計で温度を計りなおして、感覚の違いを修正するといいでしょう。
洗浄の際は、当然ですが柔らかいスポンジで表面を優しく洗ってあげてください。タワシ厳禁です(笑)。