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【澤田洋史×HARIO 】ピッチャー

サイズは1サイズのみ。

系統:シアトルスタイル

 

ラテアート界では その名を知らない人はいない世界チャンピオン「澤田洋史さん」が監修し、コーヒーサプライのメーカー・ハリオが製作したミルクピッチャーです。

 

澤田さんが「完璧です」と認めた、ラテアートに最も適した形状のピッチャー。それがこちら。

 

ぱっと見の第一印象は、誰もが思うことでしょう(僕も思いました)、「これ、計量カップ?」。

 

失礼、いや、本当に失礼なのですが、思ってしまうと思います。しかしよくよく見ると、計量カップとはまるで違うのですよ。

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まず第一に注ぎ口がある。まぁこれはいいとしてですね、注目して頂きたいのは底面です。

 

 

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計量カップ(円筒形)であれば、通常、底面は垂直に切り立っていますが、こちらはしっかりと底面の角に丸みがついています。

なんなら、ラトルウェア(右)のピッチャーよりも、その角度は緩やかなほどの大きな丸みです。

 

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プラスチック製であることと、大きな外観、そして目盛りがあることが、どうしても計量カップを連想させてしまいますが、そこにはきちんと「ラテアートに適したミルクピッチャー」として要素が詰め込まれいます。

 

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注ぎ口の形状は、現在僕が持っているどのピッチャーよりも細く尖ってシャープです。

ラテアートに適した・・・というのも納得の形状です。

重量は圧倒的最軽量の112g! なんと20ozにも関わらず、手持ちのどの12ozよりも軽いです。ステンレス製の同サイズのものに比べると半分をはるかに切る軽さ。つまり取り回しのしやすさはダントツです。

 

プラスチック製であるがゆえに、本体自体が熱くならず、ミルクがこびりつくことなく、常に綺麗な状態を保てて清掃もしやすい。

プラスチック製であるがゆえに、表面がツルツルしていて、ミルクの流れが良い。つまりテフロンコートと同じ原理です。

プラスチック製であるがゆえに、軽くて、手の動きをピッチャーに伝えやすく、繊細なラテアートが描きやすい。

もちろんハンドルは、澤田さんご自身の持ち方でもあるガチ持ちにぴったりな握りやすい形状です。

 

聞けば聞くほど、たしかに「なるほど」と思わされる点ばかりなのです。

 

ただ、プラスチック製であるがゆえに本体が熱を持たないので、スチーム時のミルク温度をピッチャーを触って感じることが出来ません。つまり、スチームを時間感覚とか音とか視覚変化、もっと言えば「気配」のようなもので体に染みこませた人じゃないと使いこなせないという、そこだけがあらゆる点で「玄人向け」の一本と言えます。ただ、実際やってみると、慣れた人なら出来ます。ちゃんと。

 

現在、この耐熱強化プラスチック製 澤田さんモデルのピッチャーは海外でも販売されているそうです。

 

ご興味がある人は、一度手に取られると、その他のピッチャーとのあまりの使用感の違いに驚かれることでしょう。

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