メーカー:デバイスタイル(deviceSTYLE)
サイズラインナップ:500ml
系統:シアトル系
デバイスタイルは、デザイン性と機能性が両立した日本の家電メーカーで、特にエスプレッソマシンの性能の安定性には評価が高いです。
そのデバイスタイルの純正ミルクピッチャーがこちら。
シアトル系に分類はしましたが、全体の印象としては、なかなかの独自路線です。
まず、見るとすぐに感じる「ぽてっ」と丸っこいデザイン。非常にかわいいのですが、このデザインの凄さはそこではありません。
RWの同容量20ozと比べると、このデバイスタイルのピッチャーは500ccの容量を兼ね備えながらも、RWよりも背が低いことが分かると思います。
これはこの丸っこいデザインの成せるわざであるわけなのですが、この背の低さは、「20ozでありながら、家庭用マシンのノズルが、スチーム時にミルクにきちんと届く」という設計になっているのです。
このあたりは、デバイスタイルが業務用マシンを作らず、家庭用マシンしかリリースしていない「家電メーカー」であるがゆえの特性を存分に生かした設計といえると思います。
重さは265g。RWの290gより軽いです。イタリア系メーカーは軒並み重い傾向にあるので、デバイスタイルのピッチャーは軽い方の部類に入ります。
注ぎ口の形状は若干広めで、むしろイタリアスタイルに近いものもありますね。ミルクを細く注ごうと思えば、少し練習が必要かと思います。
僕は出張ラテアートをやるときは家庭用のエスプレッソマシンを持っていくことが多いのですが、その時にこの、「20oz容量なのに家庭用マシンとサイズが合う」デバイスタイルのピッチャーは、非常に重宝しています。