動物のラテアート、といえば、エッチング系ラテアートのド定番。
だいたいどのラテアート本を見ても、熊、猫、犬、パンダ、ウサギあたりは頻出です。
「可愛く」、「分かりやすく」、「早く描けて」、しかも「ちょっと練習すれば誰でも描けるようになる」と、あらゆる点で良い事ずくめなのが動物のラテアートです。
ウサギなんかは、もう形を見ただけで何か伝わりますよね。
動物を可愛く見せるには、顔のパーツを出来るだけキュっと中央に寄せると愛らしい表情になります。人間の子供や赤ちゃんを描く時と同じです。
描く順番としては、鼻から描くとバランスが取りやすいと思います。
ワンポイント程度に色を添えてもいい味が出ます。
最近は動物のラテアートは「よく見る」ようになったので、お客様にインパクトを感じてもらおうと思ったら、自分なりの「色」みたいなものがあるといいかもしれません。
それはたとえばオリジナルのデフォルメであったり、キャラクター化するなり、というパターンや、
周りに装飾を施すようなのも、ひとつの手段だと思います。
僕自身は、リアル系で攻めることでひとつの個性を主張してみました。
「かわいい!」という反応とはまた違った「驚き」の反応で、お客さんに喜んで頂ければ、というアプローチです。
競走馬
鳥(セキセイインコ)
定番絵柄のパンダも、リアル系で描くと随分雰囲気が変わります。
ちなみにこれはアメリカンショートヘアです。
動物は細かい表情よりも形を捉えることの方が重要で、分かりやすい例を挙げると、「毛皮の柄は合っているが、形が違う(首が短い)キリン」より、「毛皮の柄は違うが、形は正しい(首が長い)キリン」の方が、キリンっぽく見えるのと同じです。
猫や犬は、品種によって毛足の長さや骨格など、かなりシルエットが変わるので、形を意識して似せていくといいと思います。僕がいつも注意しているのは、
① 鼻と各パーツの距離感。
② 耳の大きさと形、ついている位置
③ 毛足の長さ
です。
こちら、動物のラテアートをまとめた動画です。