エスプレッソに適したメッシュ(細かさ)でコーヒー豆を挽くのには、ある程度グラインダーに性能が求められます。

 

 それはメーカーやブランド云々ではなくブレード(刃)、パワー、回転数、などの構造的な部分で、必然的に値段もそれなりのものになってきます。

 

 下記に挙げた機種が、家庭用でエスプレッソのための極細挽きが出来る機種のスタートライン(廉価帯)です。

 

 大体3万円以下を目安にしています。逆に言うと、ここにラインナップしている機種より下のグレードになると、エスプレッソ用としては少々心もとなくなります。

 

 「とりあえずここから買ってみる」というのも一手ですし、「どうせならもう少し予算を積んで、もう少しいい機種から」というのも一手です。

 

 

重量:1.5Kg

ブレード:コニカル式

エスプレッソ用としておそらく最安で変える機種、デロンギのKG364Jです。

挽き目の設定は4種10段階(エスプレッソ用は2段階)。スイッチはタイマー式。

挽き余りの豆が結構出てしまう、コーヒー受けに静電気で粉が残る、などの声もありますが、値段を考えたら高コスパ商品といえます。

(粉受けに粉が残るのは、プラスチック素材で作られているからで、低価格帯のグラインダーの宿命みたいなものです)。


 

重量:1.5Kg

ブレード:コニカル式

機能とデザインの両面を追求する日本メーカー、デバイスタイルのグラインダー。カラーバリエーションはブラウン、レッド、シルバーの3色。挽き目設定は無段階。

スイッチは通常速の「Normal」と、低速の「Low」があり、低速モードは粉に熱が伝わりにくいので香りが飛びにくいという工夫が。

コーヒー受けの静電気による粉残りや、分解出来ないため清掃・メンテナンスがしにくいという難点はありますが、やはり値段を考えれば高コスパ。

 


重量:1.5Kg

ブレード:コニカル式

スイッチは主電源と待機スイッチの2つ。挽き目の調節は無段階。

低価格帯の中では粉受けがガラス製で、静電気が起きにくく、粉残りも少ない。ブレード形状はコニカルながらも、螺旋が強く、カットするように挽いていく。